インプラント治療は“噛む”を超えて健康を支える
「歯を失ったけれど、まだ食べられるから大丈夫」そう思われる方は少なくありません。けれど、実は“噛む力の低下”はお口の中だけでなく、全身の健康に大きな影響を与えます。
近年、インプラント治療は単に歯を補うためのものではなく、健康寿命の延伸に貢献する治療として注目されています。噛む力を取り戻すことが、栄養状態や代謝、筋肉量、そして体全体のバランスを整えるきっかけになるのです。
しっかり噛める人は、自然と食事のバランスが整います。肉や野菜、繊維質の多い食品をしっかり噛んで食べられるようになると、たんぱく質・ビタミン・ミネラルの摂取量が増え、代謝が改善します。結果として、体脂肪量の減少や骨格筋量の増加といった、体組成の改善にもつながります。
つまり、インプラント治療は「見た目を整える治療」ではなく、体の内側から健康を取り戻す治療でもあるのです。
歯を失う理由はさまざまです。虫歯や歯周病、外傷、そして加齢。失ってしまったときの治療法には入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの選択肢があります。
入れ歯は着脱の手間や噛みづらさ、味覚低下などを生じることがあります。ブリッジは両隣の健康な歯を削る必要があり、長期的には負担がかかります。一方でインプラント治療は、チタン製の人工歯根をあごの骨に埋め込み、失った歯を補うことで見た目・機能・快適さのすべてを両立できる治療です。
日本は今、世界でも類を見ない超高齢社会を迎えています。長く生きること以上に、「健康に生きる」ことが大切な時代です。
医科だけでなく、歯科が果たすべき役割はますます大きくなっています。お口の健康は、栄養・代謝・運動・認知など、あらゆる健康の入口にあります。
川崎市高津区の佐和歯科クリニックでは、「しっかり噛めることが、全身の健康を支える」という理念のもと、噛む力・食べる力・生きる力をトータルに考えた治療を行っています。
歯を失ったとき、インプラント治療は“元に戻す”だけでなく、“これからの健康を守る”ための選択肢です。咀嚼機能を取り戻すことから始まる、栄養・代謝・体組成の改善。そして、その先にある健康寿命の延伸。
インプラントは、あなたの「これからの人生」を支える医療です。
院長 福田
